それが起きたのは、関東もようやく梅雨が明けようかという蒸し暑い日の夜でした。
深夜のオフィスで一人「週刊風俗嬢を作る」発表のリリース文章を作成していた時のことです。
静まり返ったオフィスに私の携帯呼び出し音が鳴り響き、バイブレーションと共に私の心臓も少しビクっと呼応したことはこの後に聞く衝撃の開始合図だったのかもしれません。
電話の主は「週刊風俗嬢を作る」技術開発部門責任者の田飛岡だった。
わたしの「もしもし」という言葉に被せ気味で「すいません。。。週刊風俗嬢、創刊できません！」という言葉が、まるで鯉が滝を登るように私の耳に入ってきました。
「それは、どういうことだ」
田飛岡は地方で放映されているパチンコ屋のCMの尺と同じくらいの時間、だが永遠とも思える沈黙の後にこう話し始めた。
「なんかぁ、最近テクノロジー系の進化とかマジハンパないじゃないすかー？だからこの進化のペースで行ったらアンドロイド的なやつとかすぐ出来ちゃうんじゃねーの？って思ったんすよー、でもどう考えても無理無理パニックでぇ、てか最初からそんなことわかってたしぃ、風俗嬢を作るなんてギャグに決まってんじゃないっすかぁ、なのでもそも開発もしてねぇーっす、草生えるっす」
私は、言葉を失った。
その原因は話の内容にではない、無理無理パニックの意味が分からなかったからだ。
しかし、「週刊風俗嬢を作る創刊」というCMを作ってしまった以上止めることはできない
私は田飛岡に最後の確認の言葉を問いかけた。「テープ回してへんやろな？」
田飛岡は電話越しにも半笑いだとわかる口角が上がったような声で答える「テープってどこで売ってるんですか？」

というわけで「週刊風俗嬢を作る」は、あと50年くらい経てばできるかもしれませんが、今回はリリースすることができませんでした。
また、入社6年目の田飛岡につきまして、私は未だに名前の読み方を知りません、申し訳ございません。

VR（ヴァーチャルリアリティ）とは、日本語で「人工現実感」あるいは「仮想現実」と訳されるもので、現実ではないが理工学的に作り出した映像などにより、まるで現実であるかのように五感のいずれかまたは複数を刺激する技術のことです。
アダルトVRとは、一般的にスマホとVRゴーグルの組み合わせや表示部のディスプレイが一体型のヘッドマウントディスプレイ（ＨＭＤ）を用いて、まるで自分が体験しているかのような視点で撮影された3次元立体映像を視聴するというもの。
※中には稀に客観視点のものや2D平面映像のものもあります。

最も簡単で一般的かつ高精細にVRを体験する方法はスマートホン+VRゴーグルを使う方法です。
お手持ちのスマートフォンがあれば下のようなVRゴーグルをご用意いただければすぐにアダルトVRが楽しめます。
※お手持ちのスマートフォンの機種が適合しているか必ずお確かめの上ご購入ください。